私たち諏訪三社電機は、「どうすればもっと省エネで、環境にやさしい電源を作れるか?」という問いに、長年向き合ってきました。
きっかけは2004年、アメリカの環境保護庁が発表したパソコン用電源装置の効率規格「80PLUS」。
それまで一般的なパソコン用電源の変換効率は65~75%程度だった中、この規格では“80%以上”の効率が求められました。
この高いハードルに、私たちは果敢に挑戦。お客様と力を合わせ、2010年にはデータセンター向けに89%の効率を実現した「Silver」モデルを開発。その後も、2013年に「Gold(92%)」、2015年には「Platinum(94%)」と、より高い効率を目指して技術を磨き続けてきました。
電源業界では開発スピードも重要で、2年ごとの製品開発サイクルを守るため、社内外の多くのメンバーと連携しながらプロジェクトを進めます。
大変な場面もありますが、開発した製品が評価され、「次もぜひお願いしたい」とお客様から継続的に依頼をいただけたときの達成感は、何にも代えがたいものです。
「世の中の当たり前を少しずつ進化させていく」――それが私たちのものづくりのスタイルです。
環境に配慮した社会を支える製品を、自分の手で生み出したい。
そんな思いを持つ皆さんと、一緒に未来の技術に挑戦できる日を楽しみにしています。